「人が足りてません。人をいれてください!」
あるあるではないでしょうか?
ただ、適正な人員数がいても
「人を入れてくだい」と言い続ける人がいるのも
あるあるです。
そんな時あなたは、どうしていますか?
もしかして、
「そうだよねー。足りないよねー」と、
流したりしていませんか?
それとても勿体ないです。
この時にしっかりと、返答することができれば
生産性もスタッフの不満も
減らすことができます。
ではどうすればいいのか?
少しでも興味のある方は、
ぜひ最後までしっかりと読んで
実践してみてください。
とても簡単な方法で、
あなたが何もしなくても
自動で改善される職場に変える事ができます。
人は仕事を作る
まず、基本的な考えとして
人はみんな、真面目な生き物なので
時間があれば仕事を作っていきます。
だから、どれだけ人を入れても、
人が充足することは無いんです。
私の経験でこういう事がありました。
元々5人で回していた店舗で、
「人が足りない」と言われ続けた新米店長は、
言われるがまま、
人を投入していきました。
その結果、繁盛店がいつのまにか赤字店舗へ
それでもスタッフは「人が足りない」と、
言い続けています。
これ、
みんながサボっているわけではないのです。
真面目だからこそ、仕事を作り出して
みんな、真面目に働いているんです。
この店舗は、その後改善され、
今では元の5人で運営しています。
まさに、
この状態の中に、
「人が足りない」の
答えが隠れています。
「人が足りない」への対処法
それでは、やっと、具体的な対処法です。
まずは、スタッフを納得させる資料が必要です。
他と比べる事の出来る数字です。
一般的には、
①人時生産性 (粗利益÷総労働時間)
②労働分配率 (人件費÷粗利益×100)
会社で出している数値を平均値等と比較して、
「人は足りているんだよ。
だからこれ以上は人は増えないよ」
という状況を数字から
納得してもらう
必要があります。
そして、
これ以上、人を入れるという事は、
平均よりも利益が少なくなるから
給料にも影響がでる可能性もある事を伝えます。
次に、
数値的には足りているはずなのに
なぜ「足りない」と感じると思う?
と質問して、考えさせてみましょう。
もし、固まってしまう場合は、
考え方のサポートとしては、4つあります。
・整理整頓されているか
・導線はスムーズか
・無くても良い作業をしていないか
・予測・準備はできているか
特に、効率の悪い職場は、
決まって片付いていません。
整理整頓で、不要なものを捨てるだけで、
色々と見えてきます。
人は増えない と理解して初めて、
「なんとかしないと」と、
自分たちで考えだします。
ここまできたらあと一歩! 次が一番大事。これでやる気に満ち溢れてくれます!
そして、自ら動き出した人へ小さな改善でも見えた時には、
すごい!
むちゃくちゃ良いね、コレ!
と、
大げさに、ほめちぎりましょう。
これで、改善が軌道に乗ります。
事前準備
ここまできたら、あとは、実行あるのみ。
事前に準備して数値を頭に入れておくと、
説得力が劇的に増します。
タイミングを見つけて話し始めてみましょう。
いきなり話し出すのもおかしいので、
・実は、本部から言われて、、
・同業者と話した時に、、
・色々調べてみたんだけど、、
など、状況に合わせて
言葉を選んで話してみてください。
最後の決め言葉としては、私なら
みんなの事を考えると、
今の人員で改善してみる事が
一番いい方法だと思うし、
みんなならできると思う。
と言うと思います。
そしてもし自分も現場にいる場合は、
率先して、改善を行い、みんなを
どんどん巻き込んでいきましょう。
これで、あなたの職場は
自動で良くなっていくはずです。
勿論、
行動したら、必ず気づいて
ほめちぎってあげてくださいね。
トヨタの非常識な仕事のルール 効率化、生産性アップから問題解決、人材育成まで (知的生きかた文庫) [ 原 マサヒコ ] |
生産性の高い、良い職場になる事を祈っています。
やるかやらないかはあなた次第
くろおでした。
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