漢方薬生薬認定薬剤師の研修内容と試験合格への勉強方法を伝授

若手時&自己分析

皆さん こんにちは

漢方薬生薬認定薬剤師の
くろおと申します。

この度2024年7月に実施の
漢方薬生薬認定薬剤師の試験に
合格しました!!



そこで今回は、

漢方薬生薬認定薬剤師に興味のある方の為に
研修の内容と試験勉強の仕方を

がっつりとわかりやすく
記載していますので

ぜひ最後まで読んで
参考にしてください!


漢方薬生薬認定薬剤師制度とは

漢方薬生薬認定薬剤師とは、

漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、
能力と適性を備えた薬剤師であることを

認定する制度です。


ただ、この資格を何かに使う事は
無いかなーと思っています。


漢方に詳しいんだね、と思われる為の
資格だと思います笑


資格取得にかかる金額

研修費用として60,500円かかります。

あと、薬用植物園や最後の試験会場までの交通費も入れると

6万~7万円って所だと思います。


漢方薬生薬認定薬剤師になるには?

日本薬剤師研修センターと
日本生薬学会が実施する研修を受講し、

最後に試問(試験)に合格する必要があります。


研修内容

まずは薬用植物園実習を受講する事から
始まります。

ただしその研修が、

主要な県の大学での実施になるので、


地方在住の方は少し遠くまで行く必要が
ある可能性があります。

確か、
福岡、広島、大阪位の位置感だった気がします。


薬用植物園で生きている生薬を見て、
教室で生薬となった現物を見ます。


実習終了後はレポートを提出し、
一応、合否の判定をもらいました。

実習中の先生の言葉などを
メモしていった方が良いでしょう。



薬用植物園での実習が終了したら、
数か月後から講座を受講していきます。
昔はリアル開催で受講していたようですが、

今はネットで好きな時間に受講できます。


約30分の講座が5つ入ったURLが

ひと月ごとに送られてくるので、
毎月それを受講していかないといけません。

講座の途中に出てくる
キーワードを3つ記載することで、
受講完了となります。


これが9か月続きますので、
全45講座!!

くろお
くろお

なかなかこれが多かった! URLの期限が2か月間なので、忘れないように受講していかないといけません。

その研修の内容ですが、

歴史が多い!

多すぎる!!

必要か!?

という内容がしばらく続きます笑

くろお
くろお

歴史は試験でも必ず出題されますが、毎年同じ様な内容なので、過去問で覚えるのが得策です。


とにかく期限切れになることなく、
45講座を受講し続ける事が大事です。


因みに、私の場合は受講中、
1度もテキストを開きませんでした笑



試験勉強に必要な期間は?

45講座の受講が完了したら次は
最後の関門である、

試験勉強をしないといけません。


おそらく、ネットで色々調べた方は

合格率100%の年もある、
ほとんどが受かるらしい、

簡単そう。


そう思っている方も多いと思います。


実際、私自身も
ほとんどの人が受かるんだから、
超簡単なんでしょ?

と思っていました、、


だから、ちゃんと取り掛かったのは、
試験の2週間前。

さて、過去問やってみよう。

くろお
くろお

ギャーーーーー!!!!!なんじゃこらーーーーー!!

構造式や生薬の写真から

成分名と生成経路、部位、
起源植物、科名、ラテン名を答えろ!?

これは、アカネ科のチョウトウコウ。
起源植物がカギカズラ。
ラテン名はUncaria rhynchophylla Miquel
成分名はリンコフィリン

そしてこれが生薬の写真です。


これを全て頭に入れておかないと
全く解けないんです!!涙

しかも生薬の写真が写し方や
写す部分で違う!!

芍薬と牡丹皮は、
イジワルとしか思えません。

くろお
くろお

因みに芍薬と牡丹皮の写真での見分け方で一番わかりやすかったのは、「立てば芍薬、座れば牡丹」ということわざがあるように、芍薬は背が高く葉につやがある感じ。牡丹は地面近くに生え背が低いので、葉が柔らかい感じ。僕はコレで判断しました。




猛烈に頑張れる人は1週間あれば、
合格できると思いますが、

仕事をしながらなので、

余裕を持ちたい人は、

3週間前には、取り掛かりたいです。

では具体的に何をしたらいいのか、、



過去問は何年分必要?

過去問を2-3年分解くと

傾向が掴めますので、

まずは過去問を解きながら覚えていくと
良いと思います。

最終的には10年分は頭に入れた方が良いです。




そうすると、大きく分けて

3つに分類されることが
分かってくると思います。


試験勉強の項目

①漢方の歴史に関する問題
②漢方治療に関する問題
③構造式・生薬の写真等
 生薬の詳細の問題

大きく分けてこの3つに分けられます。

それぞれの勉強の仕方を説明します。

①漢方の歴史に関する問題

漢方の歴史に関しては、
過去問を解くのが手っ取り早いです。

2-3時間あれば全て頭に入れられます。


②漢方治療に関する問題

これも過去問を解くと傾向が分かります。

婦人科系、風邪系、、

ただ言葉のニュアンスで選ぶ漢方が
変わったりするので、
しっかりと頭に入れる事を

お勧めします。



③構造式・漢方の写真等 生薬の詳細

先にも伝えた通り、ココがやばい!

構造式なんて、大学生以来だし、
生薬の写真も分かり難い!!

ラテン名!?そんなの覚える必要ある!?



てか構造式や生成経路って必要!?

という感じで、覚える時間もかかる!!

正直まとめるのと覚えるのに
最低でも1週間はかかります。



ここで初めてテキストを開きました。


見開きに載っている生薬の写真は
全部頭に入れた方が良いです。

4冊あります、、

覚えたいけど、結構まとめるのに
時間がかかります。



そんな皆さんの為に

僕がまとめた資料がありますので、
良ければ使ってください↓

まとめ

きちんと、1-2週間頑張れば
ほとんどの人が受かるんじゃないかなー
と思います。

ただ、甘く見過ぎると、
覚える事が意外と多いので、
大変な目にあいます。

是非合格して、
漢方の良さ伝えていきましょう!


やるかやらないかは
あなた次第。


くろおでした。


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